石井ゆかり@筋トレのブログです。
『星読み』もよろしく!

おみくじ



先日、これのオビを書かれた鏡リュウジさんつながりで、いただいた。


「おみくじ」は、たぶん日本人にとって
一番身近な占いなんじゃないかと思う。
神社仏閣それぞれに内容が違うが、
そのなかに、和歌が書かれたものがある。
おもしろいなあ、と思っていたのだが、
昔はいわば巫女さんのような存在であるシャーマン(呪術者、祈祷師のような存在)が、
その場で歌を詠んで占ったものだというのだ。

歌占は本来、人の求めに応じてシャーマンが神がかりして託宣歌を詠み出し、
それを読み解いて占うものでした。
しかし、後には用いられる歌が定まって、
そこから一種を選んで占う、くじ形式の歌占が行われるようになりました。


「歌占カード 猫づくし」平野多恵著 株式会社夜間飛行
https://www.amazon.co.jp/dp/4906790240


この「歌占カード」は、
気軽に占って楽しめるものでもあるが、
けっこう深いおみくじの歴史が紹介されていて
とても勉強になる。
著者の平野多恵さんは歴とした日本中世文学の研究者であり、
そういう方向からも楽しめるのだ。


私が特に
へええ、、
と感じ入ったのは
私は神がかりこそしないが、
似たようなことをしている気がしたからだ。


出版記念のサイン会の折、
名前を書くだけではつまらないなと思って
そのとき思いつきで一言添える
というのをはじめた。
それを何とも呼びようがないのでとりあえず
「一言おみくじ」と呼ぶようになった。
その後、サイン会ではなく、
サインを添えたカードのような形にして、
本に「オマケ」としてつけて頂くなど
いろんな運用をしてきた。


そして今年は初めて、
「プリントおみくじ」と称して、
「ひとこと」ではなくすこし長めの内容を72パターン、
印刷物としてつくって、
本につけたり、
「おふくわけカフェ」で、このように、完全に「おみくじ」化したりしている。
http://ikebukuro.books-sanseido.co.jp/events/1809


ほぼ
プチ・おみくじの歴史・・・(かな(畏れ多い



数年前、エイプリルフールに
ちょっとふざけて「百人一首占い」をやったことがあるが、
http://st.sakura.ne.jp/~iyukari/20130401index.html
(このときは本気にした編集者の方2,3人から書籍化の話がきてびびった(汗)
ビブリオマンシー的な観点に立てば
たとえば百人一首の読み札を切って、伏せておいて、
そこから一枚ひいて占いをする
ということだってできるわけだ。
自分のおかれた状況や胸の中の思いなどと
目の前に出てきた言葉とがよびあって
そこに、自分のためだけの特別な意味が生まれる。


私たちは、文章や言葉を前にして
意味はその言葉の中にある
と感じる。
でも、実際は
自分の中にすでにあるものと、目の前の言葉とが
不思議な化学反応を起こして
そこに初めて、そこだけにしか現れない「意味」が産み落とされるのだ。
同じものを読んでも
受取手の心の中にあるものによって
そこに示される「意味」は、まるで違ってくる。


「神様のお言葉」
のようなすごいものでなくとも
たとえば「辻占」のように
胸の中につげの櫛を入れて(「お告げ」にかけている)、
十字路に立って、
最初に聞こえてきた言葉(通りすがりの人の雑談など)が
神託である
という占いもある。
自分が選んだものでなく、
自分以外のものから投げかけられたもののなかに
自分の現在や未来を読み解こうとする
という作業は
人間にとって不思議なくらい
「納得のゆく」ことなのだなあ、
と思う。
偶然の中に必然を探すことを
私たちはなぜか
すんなりと受け入れられるのだ。


この解説ブックを読んだら
なんか
初詣で俄然、おみくじひきたくなってきた。
そして深読みをしたくなってきた。




・・・
・・・
そうだ
気を取り直して
星占いをします(そうですね(仕事してね