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石井ゆかり@筋トレのブログです。
『星読み』もよろしく!

再会

3月、静岡SBS学苑さんのお仕事で静岡に行ったとき、
久しぶりに、三島の蕎麦宗さんに寄ったのだ。
そのときのことを日記に書こうと思いつつ日が過ぎて
なんと、6月になってしまった。
光陰矢の如し。





蕎麦宗さんの店主、宗さんは
このブログでの「ロードムービー」シリーズで、
最初に登場頂いた方だった。
http://d.hatena.ne.jp/iyukari/20071027/p2
あのインタビューシリーズは、去年から1年間やらせていただいた、
ミシマガジンの「闇鍋インタビュー」へとつながった。




長いことお会いしていなかったが、
相変わらず超オトコマエでいらした。
あのインタビューからすでに8年近くが経過しているのだが
宗さんは顔を見るとすぐに
私だとわかって下さった。すごい。


お店はあの時とほぼ変わりなかったが、
ひとつ、大きく違うところがあった。
それは、厨房に掲げられたでっかい静岡近辺の地図である。
宗さんは、仲間や若い子をあつめて、
自転車の練習会を主催しているのだった。
こんなことやってるんです、と手渡された小さなチラシには
「開店当初よりロードバイクをオブジェとして飾り、
蕎麦打ち棒と同じくらいハンドルを握って走ってきました。」
とあった。
速く走れるようになるには、
「自分より速い人に引きずり回してもらうこと」が一番だという。
だから「仲間」と走る。


私がお店に入った時は、時間が早かったためか誰もいなかったが
三々五々、馴染みのお客さんが「いつもどおり」の感じで入ってきた。
「お客さん」というよりも、まさに
友達や仲間、という感じだった。
とはいえ「なかよしクラブ」みたいな感触ではなく
それぞれがそれぞれの距離感で親しくつきあっていて
そのつきあいが、時間軸の上にちゃんと営まれ続けている
という雰囲気があった。


宗さんは一人で自由に生きているようで、いつも、
そのまわりに「仲間」の気配を漂わせている。
私にはあまり「仲間」という感性というか、習慣がないので、
そういう気分が、特別なものと感じられる。


「仲間」というと、
「仲良しで、受け入れあって、和気藹々で」
みたいなイメージがわくけれど、
「自分より速い人に引きずり回される」
ような緊張感もあるんだな、と思った。
もちろん「引きずり回される」というのは、
ある種の比喩である。
一人でやっているとき、
または、仲良し同士で楽しんでいるときには超えられない何かを、
どうにか乗り越えていくための先導みたいなものだ。
そこには、ゆるみのない、ぴんと張った弦のような緊張感がある。
競争心や悔しさ、憧れや、相手を試すような感じ、
成長を見てとり喜ぶような感じ、等々。


ちなみに、前述の練習会にご興味の向きは、
蕎麦宗さんまでどうぞ。

      • -

年明けから取り組んでいた『星栞』『黒い鳥の本』が出たが、
ようやく作業が終わった5月、魂が抜けたようになってしまっていた。
年末からここに至るまでずっと、髪を切る時間もなかったので
伸びるだけ伸びた結果、もともとの天然パーマが復活した。
しかし、毛先の方はストレートパーマがかかっているので
形状としては言わば
ブロッコリーのヘリからそうめんが垂れ下がってる
みたいな感じになった(どんなだ)。
とてもこのままで人前にはでられないので
くくったり、帽子を被ったりしていたが
気温は容赦なく上昇、ガマンも限界に達し、
5月半ば、東京での打合せのついでに吉田さんとこに行ってきた。
吉田さんとこは、年末年始にかけて馬車道に移転したので
私としては、以前よりずっと便が良くなった。


椅子に座ると、吉田さんは
「ははあ、こうなるんですね」
と言った。
ずっと、数センチ伸びては矯正をかけていたので、
私の天然パーマが「伸びたらどうなるか」は
見たことがなかったのである。
そうだよ
こうなるんだよ(涙
と心の中で思った。


私としては、7割は矯正をかける気でいたのだが
せっかくここまで天然パーマが伸びたんだから
いっそこのまま、矯正部分を切り捨てて
パーマの人になっちゃおうか!
という思いもちょっとだけあった。
なにしろ、死ぬまで矯正をかけ続けるわけにもいかないだろうし
どこかではやめることになるわけなのだ。
縮毛矯正部分を切りおとしてもおかしくない程の長さまで伸ばすには
少なくとも1年かかる。
1年間「ブロッコリーからのそうめん」をガマンしなければならないのだ。
さらに、年齢をかさねると髪が細くなってきて
もともと、頭の天辺の髪が薄かったのが
更に目立つようになってきた。
パーマ頭なら、ハゲも目立たない。


「ここで、カットだけしても、
人間らしい頭にはならないですよね・・・」
とおそるおそる及び腰な相談をしてみると
「ぶっ、そうですねえ」
という、想定通りの答えが返ってきた。
なんだか、悩んでいる時間が惜しくなってきたので
「いいや!天然パーマに戻すかどうかは
45才になったら改めて考えます!
今日はとりあえず、ストレートで!」
と、前言撤回した。


「5年後」という先送り具合が
いかにも適当である。


その後
施術中になんとなく気になったので
「もし、さっき私が
どうしてもどうしても、どうなってもいいから切りたい
って言ったら、止めてました?」
と聞いてみたら
「うーん、でも、おもしろいからやってたかもしれないですね」
と言われた。


そうか
おもしろかったかもしれないのか・・・



ちょっと惜しくなった(手遅(根性無


まあ
楽しみ(?)は
先にとっておこう。。。

思った。


とはいえ
お陰様でキレイにスッキリストレートになって
ほっとしたのだった。まる。


      • -

ちなみに
ブロッコリーからのそうめん」
という髪型に近い人が
ガラスの仮面」の中にいた。
「白いジャングル」の主演争いでライバルだったアイドル(?)の
親衛隊の人が、そういうアタマだった気がする。
こう、キツネメガネをかけたような、、(確認してませんすみません)


髪が伸びまくっていた3月から4月、
鏡を見るたびにあの人のことを思い出して
微妙な気持ちになっていた。


      • -

私はきつねそばが大好きなのだが
立ち食い蕎麦とか、普通のそば屋さんなどで
きつねそばというメニューを発見できないケースが
最近、増えている。
主に東京や北の方に行ったときにそば屋さんに入るのだが
東京駅構内のお店で見つからなかったときはショックのあまり
何も頼まずにお店を出てしまった(失礼
なぜだ。
人気が無いのか。
こわい。
こわすぎる。
こないだも
「最近、きつねそばがそば屋のメニューから消えているんですよ!」
と、新潟で懸念を語ると
その場に居た人たちが皆
「え?きつねはうどんですよね?」
「きつねにそばってありましたっけ?」
「ないよないよ!」
みたいな反応が返ってきたので
衝撃を受けた。


私はもしかして
いつのまにか
きつねそばの存在しないパラレルワールドにワープしてしまったのだろうか?(恐怖



吉田さんとこに行ったときも
近くにそば屋さんがあったので入った所
やはりきつね蕎麦が見当たらなかった。
それで施術中
「最近、世の中からきつね蕎麦が消え始めている」
という話を熱くしていたら
あとで
「近所にありますよ」
という、きつね蕎麦の写メがきた。


最近babymetalをちょっと聞いてないから
ツネ様がお怒りになったのだろうか・・・。
こわい。


きつね蕎麦にも
できたらはやく再会したい。

      • -

ちなみに
新潟の時は
帰りの新幹線のホームに
ばかでかい油揚の煮付けののった
すばらしいきつね蕎麦があったので
思わず
「あるじゃん!あるじゃんか!こんなすごいのが!!!」
と胸の中で叫びながら食べた。



あるんだよ!
うりゃ!
http://sobagui.cocolog-nifty.com/blog/2013/07/post-b016.html
(※こちらは越後湯沢ですが、新潟駅新幹線ホームにもあります)