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石井ゆかり@筋トレのブログです。
『星読み』もよろしく!

5日、ニイガタブックライト。


昨日は、新潟の沼垂テラスで開催された一箱古本市
ニイガタブックライトに参加してきた。
もう8回目だそうだ。私は第1回目にも参加した。


設営中。



過去、福岡や石巻でも一箱に参加してきて
これが5回目くらいだとおもう。
もとい。
今回は厳密には「一箱古本市への参加」ではない。




これまで、一箱古本市に参加するときには
自分で書いた本3割、古本7割くらいの配分で販売してきたのだが
いつも自著が開始30分ほどでなくなってしまい、
「石井さんの本はもうないんですか?」
と聞かれるのが常だった。


なので、今回はためしに
「敢えて自分の本だけ売ってみたらどうだろう」
と考えた。
で、自分の本をちょっと(いや、かなり)安めに販売してみたのだった。


何で自分で買って敢えて安く売るかというと
それはもう、
スーパーの試食コーナー
みたいなものである。
立ち読みでも試食できる
かもしれないが
やはり、から揚げやソーセージとは違い、
本は一冊全部読まないと
どこがおいしいかわからないところがある。
もし、少しでもディスカウントして、
それでお手に取っていただきやすくなるものならば
いいではないか!
のべつやるわけにはいかないけど
たまには、お祭り的な意味で
そういうのも、ありではないか!


お祭りは
「蕩尽」
がキモなのである。



自分で仕入れて自分で売るなら
一応「自分の持ってる本を売る」ことになるわけだから
ある意味古本みたいなもの(モノは新品だが)だから、
だいじょうぶだろう
ということで



こんなことになった。





どーん!


こんなにいっぱい
売れるのだろうか・・・・・(滝汗


そして
はっきりいって、これだけあつまると、なんか・・・
気恥ずかしいよ!!!(なんだそれ



おりしも台風が本州に接近していて
降水確率はお昼まで30%
午後から70%
・・・足して100%!(違う
雨が降れば確実に閑古鳥がやってくるだろう。
私の心にも暗雲が垂れ込めた。



当日朝、
曇天ながら、なんとか降らずにいてくれた。
設営開始の9時に会場に着くと
すでに多くの方が準備にいそしんでいた。
沼垂テラス、と呼ばれる、
もと市場だったエリアを一日歩行者天国のようにして、
そこでにぎわおうというのである。
お祭り、というよりは
「マルシェ」のようであった。
文字通り、市場だ。
「市が立つ」という表現そのままに
そこに、「市」が立ち現れた。


道と道が交わる交易の場は
長い長い目で見れば、決して石造りの建物のような固定的なものではなくて
あくまで、そこに現象として「生起する」ものなのではないか。
新陳代謝を繰り返し、
生き物のように枯れてはよみがえる、
「もの」ではなく、「こと」なのではないか。


そんなことをぼんやり考えながら
北書店の佐藤さんと、
頼もしい山口夫妻と合流し、
ちょっとだけ冷たい風の中で
あわただしく設営し、
あっというまに上の写真のような「お店」ができた。


10時スタートの知らせを
スタッフの方が呼ばわりおわらないうちに
たくさんのお客さまが一気に来てくださった。
ありがたい!
いつのまにか、沼垂テラス全体が、
人のひしめくすばらしい賑わいを見せていた。



お昼ごろの様子



昼ごろ、雨が降り出して、
一気にお客さんも少なくなったが、
昼を過ぎると雨が不思議に小康状態となり、
そこからまた、お客さまが増えていった。




お客様からいろいろ声をかけていただいて
うれしかった。
「沼垂」という地名は日本書紀にもあって、
本当に古い歴史ある場所なのだ、と教えていただいた。
近くにある神社のことを教えてくださった方もあった。
蔵織の展覧会や以前の一箱に小学生の息子さんときてくださった方が、
降り出した雨を心配して、傘を提供してくださった。
また、
「石井さんって本当は男の人だって聞いてました」
とおっしゃった方もいた。
誤解が解けてよかった(爆
また、
「ラジオで石井さんがいらしてると聞いて、上越から来ました」
と教えていただいた。
うれしいと同時に、
ら、ラジオで・・・!と、ちょっとあせった。


新潟のひとびとのやさしさは
いつも、とてもさわやかに感じる。
さらっとしていて、でも、力強い。


東京や秋田など、遠くから来てくださった方もいた。
横浜から、という方もいた。
サッカーの試合や競馬のGIなど
この週末は大きなイベントがたくさんあって、
そのついでに寄ってくださったかたもあった。
私もやはり、ここはアウェイではあるので
遠征組に出会うと、なんだか心強い気がして、うれしいのだった。


「星なしで、ラブレターを。」
でご一緒した写真家の相田諒二さんも遊びに来てくださった。
うれしいのと同時に、ほっとするような、
安心した気分になった。


一箱はどこでも、
家族で出店されている方が多い。
今回も、
となりのブースに小さな女の子がいて、
元気に遊びまわっているのがかわいかった。
彼女がセーラームーンの主題歌を歌い始めたので
知らん顔して小声で一緒に歌ったら
彼女の声が大きくなって、
合唱してるみたいになって、たのしかった。
本の販売を担当してくださった満喜子さん(やまちゃんの奥さん)は
私がセーラームーンを歌えるのでびっくりしていた。
たしかに、世代的に計算は合わない(たぶん妹と見てたのではないかと思う(どうかな
(じつはももクロの新しいやつも歌えることは秘密(爆)



できるだけ軽い筆圧を心がけ
前日もあまり指を使わないように気をつけていたので
なんとか、サインしきることができた。



14時ごろの様子



そして、ラスト。


白いテーブルのほうで販売した、
一番たくさん用意した「星ダイアリー」は完売し、
新刊「結婚へつづく道」も50冊くらいあったのが
最後は数冊残すのみだった(感涙


ニイガタブックライトの中の人の1人、
亀貝さんがくれた、
リスが食べた後のまつぼっくりと、
リスが食べる前のまつぼっくり。



私のいた場所は一本道の会場のいちばんすみっこだったので
たくさんの人がいろんな買い物袋をぶら下げて、
私の前でUターンし、またテラスに戻っていったのが印象的だった。
同じ道を、行って、返って、2回とおると、
そこは「道」ではなくて「場」になる、と私は思っている。
とおりすぎてしまわずに、
くりかえすこと。



あっというまに15時、撤収の時間となった。
片付け終わって、
佐藤さんが「ちょっときて」というので、ついていくと

元市場であるこの建物のなかの1画の壁に
メッセージがつづられていた。


誰に対するのでもない
ほかならぬこの場所にむけられた
清らかな、
聖なることばだ。




「聖なるもの」は
人間の喜怒哀楽の全てが
わけへだてなくまじりあい、やがて結晶したはてに
ふと、出来上がるものじゃないかと思っている。


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いらしてくださった皆様、本当にありがとうございました!!!
そして、スタッフの皆様、お世話になりました!!


売上(174,800円)はすべて、東日本大震災の被災地への寄付金とさせていただきます。