石井ゆかり@筋トレのブログです。
『星読み』もよろしく!


もう9月になってしまった。
早い。早すぎる。十万石饅頭



こないだ、久々に自転車に乗った。
乗ろうと思って駐輪場からひっぱりだしたら
前輪がパンクしていた(涙
驚いて
ぐえっ
と変な声が出た。
偶然近くにいたマンションの人が
「あ、パンクですか」
と声をかけてくれた。
それまで、そこにその人がいることに
まったく気がついていなかった。


パンクよりも
「ぐえっ」
を聞かれたことの方がショックで
ちょっとうろたえた。




パンクを直してもらおうと自転車屋さんにいったらば
「チェーンを洗浄した方がイイですよ」
といわれたので
やってもらうことにした。
「全部で一時間くらいかかります」
ということだったので
いったん、自宅まで歩いて帰った。


さっきの人がまだ玄関の近くにいたら
歩いて帰ってきた私がなんかマヌケというか
きまずい…

どきどきしながらもどった。


さいわい
誰にも目撃されずに済んだ(ほっ


その後
気を取り直して自転車を取りに行き
そのまま目的地までぐんぐん走った。
そして帰りは
川沿いを走ることにした。



夏は蝉バクダンが怖いが
もう、秋めいてきて、蝉の声も聞こえない。
秋風も心地良く、
こりゃ安心だ、やはり季節は秋に限る
と、意気揚々と川まで行き、
下りの道をさっそうと走り出した…のだが


ふがっ!!
と再び、すごい声を出してしまった。


トンボである。


私は、セミはダメだけど、トンボはそれなりに好きだ。
子供の頃は、よく捕まえて遊んだ。
トンボはこわくない。


こわくない…はずなのだが、
川でヤゴとして育ち、そこからトンボになった彼等は
相当数で群れをなして飛んでいるのであった。
自転車は彼等がぼわぼわとホバリングして群れているところに
つっこんで行くような格好になるのだった。
よく、夏の夕方に水の近くなどで
蚊柱が立っている。
あれのトンボバージョンである。
そこに、頭から突っ込むのである。
鼻先にトンボ。
視野いっぱいにトンボ。
めっちゃトンボ。
これはさすがに
怖い(涙


緩慢な動きのトンボたちは
簡単に自転車や私の顔にぶつかりそうになる。
蜘蛛の子を散らすように逃げて…くれればいいのだが
気がつかないのか、完全になめられているのか、
近づいてもちっとも驚いてくれない。


やめて!
どいて!


イミフメイの悲鳴を上げながら私は走った。
もう、ぶつかる!!
と何度も思った。
ふわふわ飛ぶトンボをよける…
へんなゲームみたいだよ!これ!!


次の瞬間、トンボたちがいっせいに私の方に向かってきた!
うああああ!
トンボに襲われた!!!
と若干パニックになったが
上からトンビ的な鳥がすうっと降りてきたので
トンボたちがその鳥から逃げようとして
結果的に私に向かってきたのだった。


そうか…
鳥は怖がるのか…
鳥はトンボ食べるもんな…
イナゴくらいなら人間だって食べるんだぞ
私もこのトンボに
「食べちゃうぞ!」
という殺気を感じさせることができれば
今みたいにぱーっとよけてくれるのだろうか。


試してみたが
効果がなかった(うまく殺気が出なかったのかもしれない


川から離れればいいようなものだが
この辺の道は細くて、自転車だと大変走りにくいのだ。
このルートが一番ラクに走れるし、迷子になることもない。



しかし
数十メートルごとにトンボの蚊柱にぶつかる。
モウダメ
と何度もおもったが
ある事に気づいた。


というのも
何度もニアミスはするのだが
いっこうにぶつかってはいないのだ。
どうやら
やつらは寸前の所で、
ふわっと交わしているようなのだ。


ごく緩慢な動きに見えるのに
なぜか、絶対にぶつからない。
ものすごくぶつかりそうなので
特に顔で当たりたくなくて
必至によけたりびくっとして頭を下げたりそこにもう一匹いたり

私はめちゃくちゃ焦っていて忙しいのだが
むこうは落ち着いてぼんやりしたまま、
ふわ
ふわ
と、すんでのところでよけていく。


もう、ぶつかる…!!
とおもってもぶつからない。


まるで
3Dの映画を見ているようである。



結局
トンボの蚊柱になんどもなんどもつっこみながら
一度もぶつかることなく
川辺を後にしたのだった。



気力が
ちょっとすり減った気がした。




やはり
自転車に乗るのにいちばんイイ季節は
冬だ
真冬だ
と思った。まる。



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※蝉バクダン http://woman.mynavi.jp/article/130806-062/
十万石饅頭 http://www.jumangoku.co.jp/deai/deai.html