石井ゆかり@筋トレのブログです。
『星読み』もよろしく!

15日、東京・恵比寿で。


15日、恵比寿のアカデメイアさんで、
関口シュンさんとの2人会…みたいなものをした。
「対談」というよりは、講師が二人いるクラス、みたいな感じで、
…そうだ、改めてよく考えると、ああいう形って珍しいような気がする、
先生が二人いて、二人とも前で立って受講者に向かって喋ってる「授業」って…おかしいな!(笑
自然にそういう形になったのだった。



2時間のクラスを、入れ替え制で2回やった。
二時間って結構長いし、聞いてる方は疲れるよなあ、、と思ったが、
受講者の皆さんには終始、楽しそうに聴いて頂き、笑って頂いて、嬉しかった。
私たちは「勉強は難しい顔をして真面目に辛い思いをしながらやるものだ」とすり込まれているが
楽しいと思えないことなら、ほんとうにはおぼえられないものじゃないだろうか。
私がやるのは初心者向けがほとんどで、
今回も「星占いのことは何も知らなくてもOK」という企画だったので
とにかく「楽しい」のがいいと思っている。
今回は、教室全体の雰囲気がなにか、楽しい感じになっていて、
それがすごくよかった。


テーマは、ちょっと私の中ではなかったネタで、
「ソーラーサインハウスシステムで、敢えて(?)ハウスのサインを読む」
というものだった。
(以下、オタク向けの注釈。)
アセンダントからハウスを刻む場合は、
「2室ハウスカスプが獅子座でそのルーラーが9室に入ってるからどうのこうの」
みたいなことをやるのだが、
ソーラーサインハウスだと、太陽星座が同じなら全て同じになってしまうし
ハウスのサインを読むということは、考えたことがなかった。
でも、関口さんとこの企画のための打合せをしたとき、
それが「できる」ということを教えて頂いた。
たしかに、そういわれればそうだ。
で、そのお話を私も聞きたいと思い、これをテーマとした。


「私は双子座です」「私は蟹座です」と言うとき、
多くの人は「他の星座は自分とは関係ない」と思っている。
でも、ハウスを考えると
私たちは何座だろうがみんな、
「全ての星座を何らかの形で生きている」
ことになる。
たとえば、「獅子座の人」でも、
経済的なことは乙女座的に、コミュニケーションはけっこう天秤座的に、
居場所の運営は蠍座的に、愛は射手座的に、生きている部分がある、となる。
もちろん、太陽は太陽系で一番でっかい星だし、
太陽星座がその全てをとりまとめている、というふうにはなるけど、
他の星座のことは全く理解不能、無関係、ということではないのだ。
星占いの世界は、ある一つの世界に人を閉じ込めてしまうようには、できていない。
星占いの思想を用いれば
私たちは、たった一つの星座に「分類」されてそこから出られない、ということではなく
世界の全てを自分の中にあつめて、それらを色々な形で生きているのだ、
と、考えることができるのだ。
これは、素敵なことだと思う。


1室と7室のポラリティと「統合」のイメージ。
たとえば、地の星座の対岸にはかならず水の星座が位置している。
地の星座の作家や詩人が
風景や、物体や、具体な「物質」的表現に終始し、
核心にある「意味」を言葉では語らないことによって
むしろ強烈にその核心を炙り出し浮かび上がらせる手法を採る、
というような意味の話を関口さんがされた。
これは「象徴」のしくみにもぴったりかさなる。
タロットの象徴、星々の象徴、
その背後や内側に隠された「意味」を
私たちは必死になって言葉でたぐりだそうとするけれども、
言葉では決して、そうした核心を全て語りきることは出来ない。
でも、象徴はそれができるのだ。
象徴ひとつ、それで核心の結晶をいっさい傷つける事なく、
宝石を鉱山から切り出すように、世界の中から切り出してこられる。
「地の星座には、神秘的なことや抽象的なことは理解できないのですか」
と聞かれたことがあるが、とんでもない。
地の星座は、言葉が出来ないことができる。
象徴の魔法使いになれるのだ。


私たちは、自分が「成長したなあ」と思う時、
たいてい、それまでは自分の中になかった異質な性質を取り込んでいるのだと思う。
かつてガマンできなかったところをガマンしたり、
かつて見ていなかった部分を見るようにしたりできたとき、
「ああ、自分はかつての自分より少し、強く大きくなった」
と思える。
そのことを
自分の星座の対岸にある異質な風景が自分の中に入って根付いた、
というイメージで捉えることもできる。


あと、これはハウスの解釈とは少し離れているが
蟹座が「終末宮」だという考えが私はとても好きで、
そのことを講座の中で少し話した。
12星座は牡羊座にスタートして魚座で終わる。
でも、なぜか蟹座が「終末宮」だと言われている。
一周回って、また「はじまり」の星座に入って、
うまれなおしよみがえるように新しい生命を得て、
そこから自分の本当の「居場所」を得るところがゴール、なんて
なんて素晴らしい思想なんだろう。
一回回って終わり、ではないのだ。
そこからもう一度生まれ直せる、と言われているかのようだ。
もちろん、これは普遍的な解釈ではなくて
私がそう思っているだけだ。
星占いが与えてくれるのは「蟹座が終末宮である」という概念だけなんだけど
でも、そこでは、牡羊座から魚座までぐるっとまわって、さらにもう一度、
火・地・風・水の起承転結をやって、
蟹座という安住の場所に至って、深い月と夜の闇の世界に沈んでいける。
そこには人々の「心」がある。
私たちの多くは、死んだあとに、
どこか遠い世界で、
生きている時に離ればなれになってしまった一番大切な人に会いたい
という熱望を心の奥に隠しているけれど、
蟹座はまさに、親しい者同士の心の融合だけでできている、完全な世界だ。


関口さんのわかりやすい、あたたかいお話を聞いているうちに、
星占いの中にある、
「考え方」の面白さにひきこまれるような感じがした。
それと、集まって下さった受講者の皆さんの温かいリアクションに安心して、
どんどんいろんなことを思いついて
若干喋りすぎた感じになってしまうくらいだった(汗


星占いはほんらいは「オカルト」だし、
私自身、あまり人付き合いがうまくなく、会話もへたくそなので
ほんとは、自分一人でやっている方が安心なのだが
一人で考えたり話したりしているときには決してたどりつけないことに触れられたなあ、
と思って、
すごく有り難く感じたのだった。
鏡リュウジさんとお話しさせて頂くときも、それは強く感じる。
自分の限界。



というわけで
ご参加くださった皆様、ほんとうにありがとうございました!

関口さん、素晴らしい機会をくださって、ありがとうございました!


抽選に漏れてしまった皆様、今回は残念だったのですが
また機会がありましたらどうぞよろしくお願いいたします!!