石井ゆかり@筋トレのブログです。
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篠田桃紅版画展

「表参道散歩」のGalerie412で、
「篠田桃紅 100歳 版画展」が3/18-4/11(日曜・水曜定休)、開催されている。


ここのページに、彼女の写真がある。
http://madamefigaro.jp/horoscope/yukari-ishii/column/2012/10/post-4.html





石や金属は、紙や布とは全く違い、
水墨を引き込み、にじませ、かすらせたりはしてくれない。
それを紙墨の場合と同じやり方で書くのだから、乱暴である。
石や金属は、その乱暴者に、仕方のないひとだ、というような表情をする。
その、シカタノナイヒトダ、という表情を、
しかし私は気に入っている。


シカタノナイ、というだけで、何とかしよう、と受け止めて、
私を甘えさせるでもない。
これではだめ、と拒絶するのでもない。
その無機質な表情が、私は好きなのだ。


  『桃紅 私というひとり』篠田桃紅著 世界文化社より(改行は筆者。)




彼女の「ひとり」は、
「孤独」という言葉の持つスタティックに閉じこもったイメージとはかけ離れている。
彼女は燃える情熱や勇気や自負心による行動の人であり、つねに「ひとり」だ。
彼女は拒否したり孤絶したりするのではなくて
単に「混じり合わない」。
交わるけど、混じらない。


そういう姿勢が、前掲のような、作品の筆致を書いた文章にも表れている。
この風景は、
私にとって、痛快で、爽快だ。


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最近のインタビュー記事。写真も。
「あらゆる色が墨の中 篠田桃紅さん100歳に : 新おとな総研 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/otona/news/20130218-OYT8T00672.htm?from=tw