石井ゆかり@筋トレのブログです。
『星読み』もよろしく!

旅日記、2


で、昨日は無事新幹線で仙台入りした。
といっても、強風で多くの線が止まっており、
新幹線も仙台近くまで来ると徐行を始めた。
仙台駅で降り、外に出ると
やはり、吹き飛ばされそうな強風が吹き荒れている。




なぜ強風が吹くと、人は笑いたくなるのだろう(おれだけか
先に進めなくなるほどの風が吹いてくるたび
「ぶっはははは、進めん!進めん!なんじゃこりゃ!」
とハイテンションで笑っていた。
誰も見てなかったことを祈るばかりだ。


強風は、確かに強いんだけれども
ずーーっと吹き続けているわけではない。
ぐわっと吹いて、一呼吸おいて、またぐわっとくる。
すって、はいて、みたいな、
おもしろいリズムがある。
「呼吸」みたいなんだな、と思った。


たどりついた「おとのわ」の会場は、
三越の向かいなのだが、
三越の前で「豆まき」が行われており、
人がごったがえしていた。
すごい熱気だった。


会場に着くと、
入り口すぐよこに授乳ルームがあって、
ああ、こどもがたくさんいるんだな、という感じがした。
今回は、誰も知っている人がいない。
つまり、完全アウェイみたいな状態で会場に入ることになる。
まあ、めずらしいことではないのだが
今回は音楽イベントに割り込む形であり
さらに、ボランティアなので、ビジネスではないわけで
ビジネスの
「よろしくお願いします」「どうもどうも」みたいな枠組みというか、「型」「たてまえ」もない。
皆さんが純然たる「仲間」として作りあげてきた場に
外から「闖入」するみたいな感じだな
と思ったら
ど、どうしよう
みたいな気分に陥った。


しかし。
今回は、イベントの母体みたいなものが
ブックカフェ「火星の庭」さんということで
私の本を売って頂けることになっていた。
12星座シリーズや「親鸞」「星をさがす」などが山積みされた売り台に着地すると
なんか落ち着いた。
たぶん、中高生時代、
ずっと焼き鳥やおでんの屋台で手伝いをしていたため、
売り台の中に入ると腹が決まる
という体質ができあがったのかもしれない。


すると、いきなりたくさんのかたが、特にアナウンスもないのに
パーッときてくださって、
それからずっと、ほとんど切れ目なく、
お客様と話したり、本にサインしたり、が続いていった。
これはほんとに、ほっとする、ありがたいことだった。
おととしの丸善のイベントに来てくださった方や、
石巻一箱古本市に来てくださった方が
私の顔を覚えていてくださって、
声をかけてくださったのも、すごくうれしかった。
アウェイの感覚はすっかりどっかにいってしまい、
「懐かしい場所に来た」という気分にかわっていった。
初めてイベントにきたくださった皆様にも
なにかしら「なつかしい」感覚があるのが不思議だった。



ライブや人形劇が行われているなかで、
子供たちは自由に遊んだり、走り回ったり、舞台を見つめたりしている。
私のところにも何度か、小さい子がきてくれて
とてもかわいくて、興奮した。
子供の横顔というのは、ほんとうにきれいなものだなあとおもった。
子供たちが「静かに!」とかしかられている場面は一切みかけなかった。
うんとちいさな赤ちゃんが泣くことはあったけど、
それ以外は、「騒々しさ」みたいなものはなくて、
穏やかな雰囲気で、それがふしぎだった。
子供は走り回っている。
でも、別に騒々しくはない。
会場の「音」のせいもあるんだろうけれど、
子供が「ゆるされている」のは、自分も「ゆるされている」ようで、
それで、なんとなく気持ちがおだやかになるのかもしれなかった。


しかし。
私は「ライブハウス」を舐めていた。
そういやこないだ、
「ステージでの音の聞こえかた(のたいへんさ)」
について話を聞いたのは
これの予言だったのかと思った。
会場は有名なライブハウスで、
先月はスガシカオがきたような場所である。

皆さんの前に立って、
マイクで第一声を出したとき、
「・・・!?」
となった。


自分の声が、「少し遅れて」スピーカーから聞こえてくるのである!
自分の声をスピーカーから聞くと、
「私の声はこんなふうに聞こえるのか!あああ!」
というような違和感があるものだ。
それにくわえて
「お前今こんなことしゃべったよ」と
しゃべるそばから聞かされているような状態なのである。


小学生くらいの子供が
鸚鵡返しに相手の真似をする
といういたずらがある。
誰にも教えられたわけではないのに
よくも、そんなダメージの大きい方法を思いつくもんだな。。。
とかねがね、思っていたのだが
それに近い状態が、ステージの上で発生していた
といってもいいかもしれない(大袈裟)。
これにはびっくりした。


今回は、ものすごくたくさんの方に聞いていただいた。
立ち見の方もたくさんいらして、
その分、面白くしたいと思うのだが、そういう実力もなく、
始まってからしばらく、変な汗をかき続けていた。
でも、だんだん、皆さんがすごく優しい気持ちでみていてくださることがわかってきて
じわじわと落ち着いていった。
時計がないことに気づかなくて、
途中、思い切って、お客様に時間を教えてもらってしまった(爆


今回の内容は、
「星占い・ホロスコープのしくみをざっくり
プラス、
今年から来年の、木星で占う12星座占い」
というものだった。
たぶん、偶然私の話を聞いた方もたくさんいらっしゃったと思うけれど、
笑顔でうなずきながら聞いてくださる方の顔が見えてくるうち、
後半、そうだ、話したいことを話そう、と思って、
少し自由に話した。
そしたら、うとうとしていた方がおきてくれたりして
ちょっとうれしかった(笑


「未経験ゾーン」のことが思いがけずたくさんあって、動揺もしたけど
こんな経験、めったにできるものではない。
非常に貴重な体験で、とても勉強になったし、
なんというか、反省を含めて
世界が広がった気がした。




あっというまに60分はおわり、
次のライブが始まった。
私は本の売り台にもどり、そのあとずっとそこで、
お客様とおしゃべりしたり、ライブを聴いたりしていた。


不意に、小さな姉妹が走ってきて、
「すきなのあげる」
と差し出された手の中を見ると、
色とりどりのスパンコールがあった。
私は、ピンクの小さいやつをもらった。
無性にうれしかった。

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いらしてくださった皆様、ありがとうございました!
ちょっと息がきれてお聞き苦しいところがあって申し訳なかったです(汗
おかげさまで、とても楽しかったです!


今回ご紹介くださった丹治さん、
スタッフの皆様、
前野さん、
素敵な機会を下さって、ほんとうにありがとうございました!!