石井ゆかり@筋トレのブログです。
『星読み』もよろしく!

結婚式。


日曜日、結婚式に参列させて頂いた。
「星栞」で写真を担当して頂いているやまちゃんと、
新潟の満喜子さんの結婚式である。




実は、私は結婚披露宴自体、参加するのがこれで二度目であり
一度目はもう10年以上前の話なので、
一般的にそれがどんなものだか、よく知らないのである。
でも、とてもいい結婚パーティーだった、と思う。


会場は古い蔵を改造したギャラリーで、
やまちゃんの個展をやっているその場で行われたため
壁には彼の作品が飾られていた。
総勢20名ほどが集まって、
大人の、和やかで賑やかな、明るくあたたかい集いになった。


蔵の2Fで人前結婚式が行われた。
どういうふうにやるのかな、と思っていたら、
たいへんおもしろかった。


まず、赤絨毯(というか、毛氈)でバージンロードがつくられていて、
その両側に、参列者が並ぶのである。
参列者は一人一本ずつ、バラの花を持つ。
そしてまず、新郎が一人で入場する。
入場してきた新郎に、参列者はバラの花を渡す。
新郎は集めたバラの花をひもでくくってブーケを作る。
そのあと、新婦が介添人とともに入場し、
新郎と並んで立つ。
新郎はブーケを新婦に手渡す。
すると、新婦はそのブーケの中から一輪だけバラを抜き取り、
新郎に返すのである。


ブーケ・ブートニアのセレモニー、というのだそうで
19世紀頃のヨーロッパで流行った、プロポーズのやり方に由来しているらしい。
その昔、男性が野の花を摘んでブーケを作り、
これを女性に渡しながらプロポーズした。
このとき、女性がブーケの中から一本の花を返してくれたら、
承諾の印、となった。
この風習が、結婚式で新婦がブーケを手に持つ由来にもなっているそうである。
…というようなことを、バラを持たされたあとに、
司会者から簡単に説明された。


このセレモニーがめでたく完了すると、
次に、新郎と新婦がそれぞれ、自分の言葉で結婚の誓いを行い、
みんなが拍手でそれを承認する。
そのあと、ギャラリーのオーナーの志賀さんが
参列者を代表して、承認の挨拶を述べた。
懐から出した原稿が遠目にちらっと見えたのだが
A4の紙二枚にぎっしり文字が並んでいるのでぎょっとした。
おもむろに読み上げた内容に
…爆笑で涙が止まらなかった(爆



その後、1Fでパーティーとなった。
お料理はほんとう!に、真剣においしく、
ワインも美味しく、完璧に酔っぱらってしまった。
テーブルには四人ごとに、スパークリング・赤・白と三本のワインボトルが供されたのだが
四人でいつの間にか全部空けていた(爆



場所が新潟だったこともあり、
参列者の多くが満喜子さんの友人知己だったのだが
満喜子さんはほんとに「友」を多く持つ人なんだなあ、と思った。
年齢立場を問わず、みんなが「親友」なんだなあ、と思った。


そして
結婚式や披露宴というのはこんなにも
新郎新婦が「こんな人です」「あんな人です」といわれる会なのだな…ということも
しみじみと感じた。
人生でこれだけ「自分評」を聞かされる場というのはないだろう。
お葬式でもあれこれいわれるが
自分で聞くことは(たぶん)できない。


生前葬をする人が増えているそうだが
その理由がよくわかる気がした。
自分がどう思われ、どう愛されているか、その話を徹底的に聞けるのは
生前葬でもしない限り、
結婚披露宴しか、ありえない。


      • -


式が始まる前、待合室となった玄関脇の部屋に
参列者は座って談笑していた。
そこへ、満喜子さんが支度を終えて、蔵織に入ってきた。
ウェディングドレスとヴェールをまとった満喜子さんが
裳裾を気にしながら玄関から上がってくると、
待っていた人々はみんな「わあっ」と立ち上がり、
「お嫁さんだ!」
というふうに、興奮に包まれた感じで、写真を撮りまくっていた。


私もその一人だったのだが
お嫁さんってすごい、
きれいなもんなんだなあ!
と思った。
満喜子さんは元々、とても美人な方なのだが
「お嫁さん」というものの威力を知った。


「結婚の儀式」は世界中で、華やかに行われ、とても大事にされている(と思う)。
どんな文化でも、婚礼の儀式を持っているのではないかと思う。
花嫁はそれぞれの文化に従ってかなう限り美しく着飾り、
それを囲んでみんなが、あかるい興奮を感じながら、にぎやかに祝うわけだ。
この「花嫁」というものがまとっている不思議な、圧倒的輝きは
私たちの心の中深くに刻まれている、
ほとんど元型的なものに起因するのではないか、と思えた。


蔵織は古い民家を改装したギャラリーであり、
りっぱな「家」なのである。
だから、お嫁さんとの距離が非常に近くなる。
普通の披露宴だったらもう少し遠い感じなんじゃないかと思うのだが
「お家の中に、お嫁さんがいる」
というこの距離感も、
「おおおお!」
という感動を加速させたのではないかと思われる。


とまれこうまれ、
花嫁は夢のようにきれいであった。
私はこのひとつまえの日記を、ツイッターで紹介するにあたり
「王子様とお姫様は、結婚して幸せに暮らしました」
というコメントを入れたのだが
「ああ、ほんとうに、お姫様みたいだ」
と思った。





末永いお幸せを心から祈る。