石井ゆかり@筋トレのブログです。
『星読み』もよろしく!

因果関係。


先週やっと時間が取れて
吉田さんとこ行って、髪の毛を始末してもらってきた。
もっと早く行きたかったんだけど
なかなか行く時間がとれなかったのだ。






施術中
スタッフの方がワールドカップの話を始めた。
もう私はこのごろ
タコのほうが私なんかよりずっとあたる
といじけていたので
「占いは、タコ小森純さえいればもういいような気がします」
みたいなことをしゃべっていたのだが
あのタコは負けたチームからひどくうらまれているらしい
サラダにしろと言われているらしい
という話にいたるにつれ
なんかおもしろいなあ
と思った。


最初は「タコが勝敗を当てて面白い」だったのが
しまいには「タコのせいで負けた」に変わっているのだ。


人間の因果関係の認識能力なんか
所詮
そんなもんかなあ。。。


と感じ入った。



こないだも、どっかで
「疲労と乳酸」の話(乳酸は一時「疲労の原因」と言われていたが、実は「疲労したとき疲労回復をするために出る物質」だったらしい。大誤解大会。)をしたんだけど
ことほどさように
まことしやかに説明される
「○○の影響で」の「影響」の半分くらいは
このタコと勝敗のようなもんなんじゃないか
という気がしたりした。



ユダヤ教だったか、イスラム教だったか忘れたんだけど
何かの宗教の経典に、
こんなエピソードがあるらしい。
私はこの話がすごく好きで
いつも、この話のことを思い出すと、考えこんでしまう。



ある女性が、夫が屋根から落ちる夢を見て、恐ろしくなって
有名な導師のもとに出向いてその話をした。
すると、導師は
「それはいい夢だ、幸運の前兆だ」
との判断を下した。
女性は安心して家に帰り、その後、彼女の夫は夢占いどおり出世した。
しばらくたって
彼女はまた、まったく同じ夢を見た。
まったく同じ夢なんだから同じ結果だろうけれども、
やっぱりなんだか不思議な気がして
あの導師を訪ねていった。
すると、導師は不在で、弟子たちがかわりにその話を聞いた。
そして、弟子たちは相談の末、自分たちでこの夢を占ってあげることにした。
弟子たちは彼女にこういった。
「その夢は凶夢で、近くだんなさんに悪いことが起こるだろうから気をつけなさい」
彼女は深い恐怖にさいなまれながら家に帰り、しばらくして夫は事故で亡くなってしまった。
帰ってきてその話を弟子から聞いた導師は、やにわに弟子たちをしかりつけた。
「お前たちのせいでそうなったのだ!」と。



私はこの話を、
言霊のちからだ、とか、
占いはのろいになってしまうことがあるのだ、とか、
解釈によって未来が変わるのだ、とか
そういう寓話だとはおもいたくない。
私はこの話は、すごく深みのある話だと思っている。
同じ夢を違う人が解釈したら違う結果になった、とか
占いが2つとも当たっている、とか
そのときたまたま導師が不在だったことの意味、とか
導師が怒ったことの真意、とか
そういうのを考えていくと
この話は、宇宙のように広くて、たくさんの果実を実らせている果樹園のようで、
すばらしい話だと思う。
この話が何を意味しているのかを
私はずっと考え続けたいと思っている。
軽々に「これはこういう寓話です」なんて解釈したくないと思う。


タコとサッカーの勝敗みたいなこと、
タコのせいなのか、
タコはただ当てているのか
タコがなぜ当てているのか
偶然なのか
神のタコなのか
人間にはなんともぜんぜん、わからない。
偶然と必然と言うこの言葉の意味さえ
ちゃんと説明することは難しい。
この2つの言葉は
靴下のようにくるっと裏返るだけで
同じことを言ってる場合が実に多いのだ。



たとえば
「恋愛運」という言葉は占いの世界では普通に使うけど
「運がいいから彼と愛し合ってるわけじゃないだろう」
と、思ったりする。
でも、運よく出会えた、とか、運悪く恋人がいない、とか
人はそういうふうに感じる。
全部自分の責任で物事が起こるかと言うと
そうでもない。


何が原因で
何が結果か。


タコのせいで負けたのか。
星のせいでこんなことになっているのか。



これは人間にとって、たぶん、とても大変な問題なのだ。