石井ゆかり@筋トレのブログです。
『星読み』もよろしく!

夢の中


今朝、ひさびさにすごくうれしい夢をみて
それは、うれしいけど切ないような夢で
しばらくその夢を忘れないように何回も細部を頭の中でトレースしてたんだけど


そうしてるうちにふと
意外なことを思い出した。


去年の年末、
レクチャーの仕事で大阪に出張したときのことだ。





あのレクチャーでは、
いろんな本を皆さんに見てもらおうと思って
もう絶版になった星占いの本なんかを
たくさん持っていったのだ。
勿論、いつも通りラップトップも持っていった。
つまり、荷物が多くて重かったわけだ。


私は自分でもビックリするほど不器用で
スーツケースやキャリーケースをうまくコントロールすることができない。
つい、振り回して壁にぶつけたり
足を引っかけて躓いたりしてしまう。
アレを引きずると
手足が青あざだらけになるのだ。(決して誇張ではない。)


だから、重い荷物を、大きめのリュックサックに詰めて出かけた。
旅行に行くときはたいていこれで済ませる、
丈夫なピンクのリュックサックだ(何をかくそう、ロンドンもこれ一個)。


今回の大阪では
ちょっと欲しいものがあったので
レクチャーの翌日、それを買いに、あるお店まで出かけていった。
宿を出て、歩くこと一時間半、やっと到着したのだが、
そのお店には目当てのものが置いていなかった。
で、他のお店にまで足を伸ばすことにした。
今度は地下鉄で移動し、更に御歩。
30分ほどで移動した。
そのお店で目当てのものを買い求め、
店を出て、という時点で、
宿を出てから座ることもなく、歩くか立つかの状態で4時間以上経過していた。


肩にー
くいこむー
ざっくーに
耐えてー


というフレーズが何度か
私の頭をよぎった。



たぶん
普通の新生児でゆうに3人分はあるはずの重みが背中にのしかかり
時間がたてば立つほどその重みが増すような気がした。


そこから新大阪までは、
少し歩いて地下鉄に乗っていけばすぐ、だったのだが
店を出て数十メートルあるいた時点で
モウダメ
になった。
限界。
動けない。
苦しいですサンタマリア。


そこは幸い、大きな道路だったので
ムダだとは思いながらも仕方なく
タクシーを拾った。


リュックを下ろして車の中に転がり込んだとき、
普通のタクシーの後部座席の座り心地はさながら
ペガサスの羽毛でととのえられた神様の褥!!
のように私の足腰を包み込んだ(ような気がした)。



半ば呆然と、疲労が体の隅々にじわじわ染み渡るのをしみじみ感じながらドライブしたわけだが
その車内には
ラジオがかかっていた。
古い歌謡曲がたくさん流れるような番組で
親切で折り目正しい感じの、60がらみの運転手さんは
それを好んで聴いているようだった。


イントロをおいて、女性の歌う歌が流れてきた。
かすかに鼻にかかったような、
でも輪郭のあざやかな、凛と透る、しかもツヤもある声で、
つよくやわらかい、どっしりしてしなやかな、
和服の生地のような感触。


全然知らない歌だったし、
こういう歌謡曲が好きだというわけでもないんだけど
妙にその歌詞と歌い方が、
胸に堪えた。
思わず涙があふれそうになってこらえた。
覚えたいけど、一度聴いただけでは覚えられないだろうな
と思いつつ、
それでもなんとか記憶に残そうと
最初から終わりまで、真剣に聴いてしまった。


ちょうど、新大阪に着いたタイミングで、その曲は終わった。
料金を払うあいだ、すぐに次の曲が始まって
その曲のタイトルのアナウンスを聴くことはできなかった。



今朝、夢のことを考えながら、
ふとよみがえったのは
なんと、その歌の一節だったのだ。


「女ごころは 夢を見るのが 好きなの」


これだけ。


どう記憶をほじくってもこれしか出てこなかったのだが
俄然、気になって、
このフレーズでググってみた。



漢字や切れ目を変えて何度かやっていった結果、
みごと、以下にたどり着いた。


『みんな夢の中』
http://www.youtube.com/watch?v=16vZEfMig1c
歌詞 http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=36099


まさにこの曲。




夢を見て、そして、目がさめて夢が消えたときの、あの感じが
日常生活のあらゆるところに起こる。
そのかなしみも、夢のうつくしさも、
みんなわかって、わかった上で
悲しんだりいつくしんだりして、生きている。



この歌、歌えるようになりたい、
ちょっと練習しよう
と思った。