石井ゆかり@筋トレのブログです。
『星読み』もよろしく!


「なつかしい」
には
切なさや悲しみやあきらめみたいなものが少しずつブレンドされている。



冷たく暗いはずのものが
あたたかい気持ちを照らし出しているような言葉だ。


桜や銀杏が紅葉してまだ少し高い西日を受けているときの
目がくらむようなあのかがやかしいうつくしさに
よく似ている。


これからつめたい冬になっていく、
葉が染まって枯れて落ちていく、そのときの
つんざくようなかがやかしさ。


なつかしい、っていうのは
そういうのに似ている。
あのときはあったものが
いまはもうない、
その徹底的な断絶を引き受ける、つよくてあたたかな気持ちが
「なつかしい」なんだろうな。



昨日通った御堂筋は銀杏が黄葉して、空気全体が金色に燦然とかがやいていた。
オーケストラのコーダみたいだった。
全ての楽器がひとつの純粋な和音を、全力で鳴らしてるみたいだった。