石井ゆかり@筋トレのブログです。
『星読み』もよろしく!

禅語の本。


ピエブックスから、新しい本が出ます!

「禅語」 
http://www.bk1.jp/product/03172542


井上博道さんという有名な写真家さんの写真と、
私の拙いエッセイ的なものが合体した本です。


禅語というのは「一期一会」とか「明鏡止水」みたいな、
茶室の床の間にかけてある掛け軸に書いてあるような言葉で、
もともとは禅宗のお坊さんが言ったイイ言葉とか、
漢詩のナイスフレーズとかの一群を言います。
ひとつひとつに深い「禅機」が込められていて、
噛めば噛むほど味が出るスルメみたいな言葉なのです。


で、それを78個挙げまして、
まず、現代語に訳し、
それを私なりに「こういうことかなあ」と解釈、というか、意味を想像していきました。


しかしこれには厳しい条件がありました。




「1つにつきほぼ1見開きで」 イコール 「700文字以内で(原稿用紙2枚弱)」



。。。。。


皆さんもご存じの通り、石井ゆかり
冗長・長書き
の人間です。
コンパクトにおさめる
ということができないのです。


正直、心の中では


「ムリ(きっぱり)」


と呟いていましたが
口では


「わかりました」


と言ってました(爆



無理なことでもやりますと言ってしまうこの貧乏性・・・・・ orz


チャレンジ精神


とも言います(良く言えば



そも、ことのはじまりは
「いつか、晴れる日」の担当編集者・Tさんから
「石井さん、禅語って興味あります?」
と聞かれ
とりあえず
「はい、あります!」
と小学一年生のように元気よく答えた1シーンからでした。

やります?→やります!
みたいなライトなやりとりでスタートしたのですが
この段階では禅語のことなどほとんどなにもしらなかったので(無謀
何冊か本を読み、あれこれ調べて、
そこからガツガツと書いていきました。


やってみて
軽く後悔したものの
最後はもう、一心不乱でなんとかやり遂げました。


全部書き上げた段階で、Tさんに


「しかしながら、私も修羅場には強いほうだと思いますが、
ゆかりさんには完敗です(笑)」


と言われたときは


へへへへへへ


な感じでした(っていうかそこで喜んでちゃダメなんだ、もっと余裕を持って仕事せよ


大変な仕事だったのですが、
調べていくのはけっこう楽しかったのです。
まず、その禅語の意味を調べて、
かみ砕いて私なりに意味を解釈し、
さらに、自分の手元に引きつけて、
「これは私にとってどういう意味なんだろう」
って考える
という作業を繰り返していたわけです。


たぶん、いろんな本に書いてある意味をまとめて書くだけなら簡単なんですが
禅宗、つまり仏教ですから、
人間の人生や生活にちゃんと、それが実感として当てはまらないわけが無く、
自分の生活の中にも、どこかにこの言葉と関係した体験があるはずだ
と思ったのです。
教科書的に説明しても仕方がないし
それは私にはそもそも、専門家じゃないからできないし
だとするなら、
私の生きてきたわずかな体験の中に、
この言葉に相当する思いをさがさなきゃいけない
そうじゃないと、読み手にも、なんのことかわからないだろう
と思って
必死に考え続けました。


禅語は、
「橋は流れて水は流れず」
みたいに
一見、ナンセンスなものが多いです。
あるいは
「清風明月」
みたいに、
なんのひっかかりも当たり障りもない、つるんとキレイなだけ、みたいなのもけっこうあります。
でも、これらは
よくよく考えると
「なーる・・・・・」
となったりするのです。
つまり
日常的に我々はいろんなことを錯覚し、騙されているわけです。
清純派のカワイイアイドルは絶対ワルイコトしない、だとか
社会的地位のあるエライヒトは絶対ワルイコトしない、だとか
そういうふうにおもっているからこそ
いざ、その人達が何かやらかしたときに
「どびっくり!」と大騒ぎしたり、
「やっぱね、オレだけは騙されなかったよ、そうだとおもってたよ」
とトクトクとしたりするわけです。


そんな、
われわれの日常的錯誤の
「ネタバレ」
をしようというのが
禅語
なんだな、
と思うに至りました。


調べて、考えて、書く
ということを1000本ノック状態で繰り返したこの本。
読んで面白いかどうかはわかりませんが
1つ1つは短くて読みやすく、
さらに、
ほんとうに美しい写真とサンドイッチになっております。


是非、お手にとって頂ければと思います!