石井ゆかり@筋トレのブログです。
『星読み』もよろしく!

リリース

iyukari2006-08-03

昨日、山口達巳さんの写真展にいってきた。




「星栞」
http://st.sakura.ne.jp/~iyukari/bookfaq2.html
でコラボさせて頂いた折り、
山口さんの写真は、もうほんとに徹底的にたくさん見せて頂いていた。
だから
どんな雰囲気なのかは
想像がついていた。



想像通りで
すごく満足した。
おもったより明るいと思ったくらいだった(笑


あの本を作るときは
「占い」なので
とにかく、前を向けるものを!と考えた。
ひかりがあるもの、うつくしいもの、これからを感じさせるもの。
メッセージとして伝わるとするなら
とにかくまじりけのないひかりをつたえたかった。


でも
山口さんの写真は
ほんとはそうじゃない。


生き物は混沌の中からエゴの元に生まれ出て
逃走や闘争を繰り返しながら自分の命を外にどんどん放出し
ほかのものにおもわずしらずみずからをあたえて
そして自分のエゴを実らせて
朽ちて
最後に、腐って消えていくように見えるが
その「失われたはずのもの」のなかから
次の命が
前の命を受け取って再度、うまれでてくる。


この厳然と動かない円環プロセスの全ての段階を
分け隔てなく、意味ではなく
ただ色や形や光として全肯定に肯定してとらえてしまうのが
山口さんの写真なのだ。
なにもかもが、完全に公平。


だから彼に写真のことを聞くと
「いや、色がキレイだなと思って」
というレスポンスが8割を占める。
これは
何でも意味や言葉というファインダーで
すばらしいイメージをずたずたに切り裂いて台無しにしてしまう私の頭にとって
最初は理解不能だったし
あとから、驚異的なものとしてうけとられた。


写真や絵や画像をやる人は
そういうことなんだろうな、とおもった。


全体はまったき円なのに
環なのに
私たちはなんとそこで分断されきっているのだろう。
一つの環の中にあって
私の意識はそのほんの一部にしかなく
一つの段階から次の段階へいくことを
金切り声を上げるみたいに恐れている。


ただあけわたせばいいだけのものを
失うことを恐怖して硬直している。


山口さんの写真は私に
狭い空間に閉じこめられてかたこりしてるみたいな私の中の時間を
解体し、引き延ばし、窓を開けて、外に出して
すべてリリースするよう促すのだ。

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山口達巳写真展
「うつりゆく光。きまぐれな風。ふりそそぐ雨」
東京・銀座 ギャラリーEST
http://www.ginza-est.com
7月28日(金)〜8月11日(金)
(8月5日(土)はお休み。)
AM11:00からPM19:00、最終日のみ17時まで。


オススメですv


銀座は小さな、でも入りやすいギャラリーがいっぱいあるので、
へたに美術館などに行くより、たのしい。
皆様も是非どうぞ♪