石井ゆかり@筋トレのブログです。
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伝えたいこと

先日
ある方にお会いした。
その方は、数年前に
お子さんを亡くされていた。
お子さんは、とてもお若くて亡くなったのだ。




その方は輝くように明るい方で
言葉や口調はくっきりとストレートで、弾んでいるのに
お子さんのことを話されるとき
その声が、突然涙であふれた。
震えるのでも涙ぐむのでもないのだ。
ただ、
まったく自然に、声がスポンジのように涙をたっぷり含んでいた。
そんな声を聴くのは、初めてだった。
私の心の中に何かがしみこんできて
胸がいっぱいになった。


その方は、お話の中で
「何年かしたら、家族以外はみんな
 その子のことを忘れてしまうだろう」
という意味のことをおっしゃった。


私には
若くして亡くなった友人がいる。

しつこくいつまでもそのことを覚えていて
今も、たまに日記にそいつの話を書いたりする。
その友人は、忘れようったってわすれることの出来ないほど
私にとっては「重要人物」で
まさにいまも私の毎日の中にその影響が
「生きて」
いる。


だから。
私はこの方の話を聞いて
なんかうれしかったのだ。
私が忘れないでいることは
友人のご家族にとっては、もしかして、嬉しいことなのかもしれない
と思ったからだ。


私は、そのことを
この方に話してみた。


そしたらメールで
こんなお言葉をいただいた。


「のこされた家族の立場としては、何年もたってからでも思い出して
 くださる方がある、ということは、本当に涙が出るほど嬉しいこと
 です。この世の中でまだ何ほどのこともしないうちに、あっという
 間にいなくなってしまったと思っていた子どもが、どなたかの内に
 残っている、なんて。考えるだけでも、この先やっていく力になり
 ます。いなくなった者が生き続けられる道は、たったひとつ、生き
 ている人の心の内に残ることしかありませんものね。」


ずしっと、おなかに響いた。



以前は、友人の親御さんにお会いしたいと思ったことなどなかったが
ある人から


「もし、ゆかりさん、お友達のご家族にお話できる機会が
あればいいなぁと勝手ながら思ってしまいました。
それは、涙が出るほど嬉しいことだから。 」


と言われた。


友人の親御さんの気持ちを遠くから想像しているだけだけれど
でももし、この方と同じ気持ちを持っていらっしゃるのだとしたら
お伝えしたいことがいくつかあるな、と思った。


多分
相手の気持ちを想像できなければ
どんな大事なことでも
「伝えたい」
とは思わないのだな、と思った。


「伝えたいこと」

ただ勝手に自然に自分のなかから出てくるようなもの、では、ないらしい。


このことを
日記に書いてもイイでしょうか
とその方にお願いしたら
そのお返事のメールにやっぱり
「お友達のご家族に、そのことをお伝えになったらいいとおもいます」
という意味のことを書いて頂いた。


どんな形でかはわからないが
たぶん
そういう機会があるのかもしれない、と
なんとなく思った。